冷凍保存をおすすめする8つの食材【節約・栄養UP】

あなたは冷凍保存を賢く使えていますか?

食材によっては冷凍することで栄養価がアップしたり、料理するときに時短できたり、余りやすいものを捨てずに済んだりします。風味がやや劣るというデメリットもありますが、それを補うくらいのメリットもありますよ。

ちなみに、冷凍保存は長期間もちますが、風味のことを考えると1ヶ月~3ヶ月(長くても半年)以内には消費するようにしたほうがいいです。冷凍庫の内容を把握できなくなってきたら1度整理しましょう!

今回はそんな冷凍保存をおすすめする食材と冷凍保存には向いていない食材を紹介します。

冷凍保存をおすすめする8つの食材

早速、冷凍保存がおすすめ食材を見ていきましょう。

もしかしたら想像していないような食材が出てくるかもしれません。

しじみ

しじみは冷凍することでサプリメントでもおなじみの成分「オルニチン」や「グルタミン酸」、「アラニン」などが増加し、栄養価や旨味がアップします。

「オルニチン」は4~8倍になるとも言われ、あえて冷凍してから料理したほうがいいくらいです。

冷凍するときは砂出しをしてから1回分ずつに分けてジップロックで密閉して保存しましょう。ジップロックがなければ、ビニール袋にゴム止めでもOK。

また、アサリの場合は旨味成分「グルタミン酸」が増えて出汁が出やすくなります。でも、疲労回復で知られる「タウリン」が減少するのでしじみほどはおすすめではありません。

小松菜

小松菜やほうれん草などの葉物は冷凍すると使いやすくなります。

固い細胞壁が壊れることで味が染みやすくなり、スムージーを作るときにも時短になって便利です。

冷凍するときは軽く下茹でし、しっかりと冷ましてから水気を切り、ジップロックやラップで小分けして冷凍庫に入れましょう。

ちなみに、冷凍すると栄養価が落ちるイメージがあるかもしれませんが、茹で過ぎたり、保存方法を間違ったりしなければ、そこまでの減少はないそうです。より栄養価を残した葉物野菜を入手したい場合は急速冷凍された市販の冷凍野菜を買うといいでしょう。

また、野菜の栄養は年中一定ではなく、旬に収穫されたものが高いです。

玉ねぎ

玉ねぎも冷凍すると使いやすくなる食材。

冷凍することで繊維が壊れ、調理時間の時短につながります。

皮をむいてラップで包んでそのまま冷凍してもいいですし、切り分けてからフリーザーバッグに入れて冷凍してもいいです。

生姜

生姜は使いきれずに切り口から水分が抜けてダメになりやすい食材。

水分の蒸発を防ぐためにも冷凍保存がおすすめです。

そのまま冷凍してもいいですし、薄切りにして冷凍してもいいです。皮付きのままの方が香りが残りやすいでしょう。

納豆

納豆は賞味期限が絶妙。短すぎることはないけど、ちょっと油断したら過ぎてしまいますよね。発酵食品なので賞味期限を過ぎても食べられるんですが、気持ち的にちょっと嫌。

賞味期限までに食べられそうにない場合は冷凍してしまいましょう。

パックのそのまま冷凍が可能ですが、他の食品へのにおい移りや冷凍焼けを防ぐためにパックをラップで包み、フリーザーバッグに入れて冷凍というのがおすすめです。

チーズ

意外と冷凍することが出来ることを知らない人の多いチーズ。そのまま食べるものは冷凍すると食感が悪くなりますが、加熱処理して使うならほとんどのチーズが冷凍OKです。

小分けしてフリーザーバッグなどに入れ、冷凍しちゃいましょう。

冷凍できることを知っていることで賞味期限ギリギリの安くなっているチーズを買うという選択肢も出てきます。節約中にチーズはなかなか手の出にくい食材なので訳ありチーズ(賞味期限間近)を買うのはありです。

キノコ類

キノコ類は冷凍することで旨味成分がアップ。

そのまま冷凍することも出来ますが、軸や石づき部分を切り落としてからフリーザーバッグに入れて保存するのがおすすめです。

キノコは年中値段が安定している食材ですが、安売りしているときに大量に買うのもありな食材。

干し柿

干し柿は常温保存だと溶けてしまう白い粉(糖分の白い結晶)を守るためにも冷凍保存した方がいい食材。

冷凍してもカチコチにかたまることはなく、よりねっとりとした食感を楽しめるようになります。

1つ1つをラップで包み、それをフリーザーバッグに入れて冷凍するといいでしょう。

この他にも冷凍保存に向いている食材はたくさんあります。食材をダメにしないようにし、食費を浮かせて節約しましょう!

では、次からは冷凍に向いていない食材を紹介します。

冷凍保存に向いていない食材

冷凍保存に向いていないのは、繊維の多い食材、水分の多い食材、油分の多い食材です。

繊維の多い食材

冷凍すると繊維が壊れるので、繊維の多い食材ほど食感が悪くなります。

玉ねぎのように繊維をあえて壊すことによって調理に使いやすくなるという利点もありますが、セロリやごぼうのような繊維質が多くて食感も美味しさの一部であるものは冷凍保存が向いていません。

水分の多い食材

水分の多い食材も冷凍することで食感が悪くなります。

大根は繊維質も多くて水分も多いというダブルパンチで冷凍しない方がいい食材の代表格。じゃがいももマッシュポテトにしてから冷凍するという荒業がありますが、そのままは冷凍に不向きです。

煮込み料理などの加熱して原型がなくなるもの限定なら冷凍するのもあり。例えば、トマトですね。

また、食感をあえて壊して別の料理として使うという方法もあります。豆腐やこんにゃくは冷凍することで食感が変化し、豆腐は高野豆腐、こんにゃくはお肉みたいな食感を楽しめるでしょう。

油分の多い食材

油分が多い食材は分離してしまうので冷凍に不向き。マヨネーズなんかそうですね。

また、意外かもしれませんが、牛乳も油分が多く、冷凍には向いていません。ちなみに、ホワイトソースに加工してからなら保存出来ます。

まとめ

  • 冷凍したほうがいい食材がある
  • しじみ、小松菜などの葉物、玉ねぎ、生姜、納豆、チーズ、きのこ類、干し柿は冷凍推奨
  • 反対に冷凍しない方がいい食材もある
  • ごぼうや大根、マヨネーズは冷凍非推奨
  • B!