節約を極めようとすると変な方向に進んでしまう場合がありますよね。周りの目を気にせず、節約効率を極限まであげようとするとそこに行ってしまいがちです。
周りから「人としてどうかと思う」や「惨めにならない?」と言われるようなものはやりすぎ節約術。お金は貯まるけど人が離れていくというのは好ましくありません。確かに1人でいたほうが交遊費などがかかりませんが、人として大事なものを失ってしまうでしょう。
今回はそんな絶対に真似してはいけないやりすぎな節約術についてお伝えします。
絶対に真似してはいけない!やりすぎ節約術
節約術は「賢い」と「ケチ」の境界線が難しいですよね。今回紹介する節約術は度をこしてしまって「ケチ」や「どケチ」の領域のものばかりなので、もしあなたがやってしまっている場合は今日にでもやめましょう。
それでは、1つ目からご紹介。
無料のものはなんでも持ち帰る
例えば、試供品をもらって帰るのはセーフですが、何個ももらって帰るのはアウト。ホテルのアメニティグッズを持って帰るのはセーフですが、タオルやカップなどを持って帰るのはアウト。
また、「ご自由にお使いください」と書かれたその場で使うことを想定した無料の物を持って帰るのもやりすぎです。例えば、薬局や歯医者などに置かれている紅茶のティーバッグを持って帰ったり、ウォーターサーバーの水を汲んで帰ったりするのはNG。
他にも、会社の懇親会で余った料理を持って帰るのは状況にもよりますが、取引先が来ているときやホテルで開かれているようなときは好ましくないですよね。
「無料」だからといってなんでも持ち帰っていいわけではありません。
外食で無料のものを必要以上に使う
カレー屋の福神漬、牛丼屋の紅生姜、ラーメン屋の辛子高菜など無料で使えるものが置いてある飲食店もありますよね。
それを具などが隠れるくらいどっさり入れてしまうのはやりすぎ。少しでも損しないようにそんなことをしてしまうのだと思いますが、見ていて気持ちのいいものではありません。
周りのお客さんもドン引きですし、一緒に行った人がいたらその人まで白い目で見られてしまうでしょう。
クレームをつけて割引してもらう
節約をやりすぎるとクレーマーになってしまう場合があります。
クレームをつけることで割引してもらったり、無料にしてもらったりした経験があるとその道に進んでしまいがち。
料理や商品に虫が混入していた場合などの相手側に原因がある場合は言うべきですが、自分で虫を入れて混入騒ぎをしたりするのはやりすぎですし犯罪です。数百円を無料にするためにやった行為が数十万円の慰謝料を請求されるなんてこともあるので絶対にやめましょう。
袋代が引かれるスーパーで1品ずつ買う
袋不要の場合は2円引きになるスーパーを悪用する裏技的な節約術。一度に何品も買うのではなく、1品ずつ買うことで全てを2円引きにしてしまうというものです。
必要な物を買い忘れて2回目くらいは許せる範囲ですが、故意で何回もやっているのはさすがにやりすぎ。完全にクロとは言い難い技かもしれませんが、クロに限りなく近いグレーであることは確かです。
また、こういう技を多用する人が増えるとスーパー側がそのサービスをやめてしまう場合もあります。この技が原因かどうかまでは不明ですが、実際に2円引きをやめるスーパーは少なくありません。
スーパーやドラッグストアでポイントだけもらう
ポイントやスタンプをつけてもらってから買った商品を返品。返品してもポイントやスタンプまで取り消されることが少ないので、それをもらってしまう荒業です。
ここまでくると節約術ではないですし、返品の多い人はそのお店のブラックリストに載ってしまうなんてこともありえます。
使用後に返品
使ったものを返品するという信じられない人が意外といるみたいです。
特に、1着の値段が高めの冠婚葬祭関連は使用後の返品率が結構高いんだとか。最初から使用後に返品するつもりというのは悪意の塊ですよね。
今はレンタルドレスや礼服のサービスがあるのでそちらを利用するようにしましょう。
試食でお腹いっぱいに
試食できるものを片っ端から食べてお腹を膨らませるというのは昔からよく聞く節約術。
でも、最近は試食の数もそんなに多くなく、試食ばかりしているとすぐに顔を覚えられてしまいます。買う可能性がゼロのものは試食しないようにしましょう。
1ヶ月同じものを食べる
大量買いすることで安くなるものをそればっかり食べるという一人暮らしがやりがちな節約術。
例えば、1ヶ月ずっとパスタや袋ラーメン。小麦粉やササミ、もやし、おからなどのパターンもありますが、調理が簡単なものを選びがちなのもこの節約術の特徴です。
これは食費を節約することが出来ますが、そのうち体を壊すのでおすすめできません。体を壊すと医療費がかかりますし、1度かかると一生付き合っていかないといけない病気にかかってしまう場合もあります。
健康でいることが一番の節約なので、若いうちしか出来ない裏技的な節約に手を出すべきではありません。
家でトイレに行かない or 行っても流さない
トイレは出来る限り外でやるという場合や行っても流さないというのはやりすぎ。我慢するのは体にも悪いですし、流さないのは不衛生です。
ちなみに、お風呂の残り湯で流すなんて人もいますが、タンクが詰まる可能性もあるのでやめたほうがいいでしょう。
使い捨てのものを再利用
鼻をかんだティッシュを乾かして使ったり、食品ラップを洗って使ったりするなどの使い捨て商品を再利用するのはやりすぎ。
使い捨てを想定されているものですし、再利用は衛生的にもどうかと思います。目には見えない雑菌が繁殖してしまっている場合もあるでしょう。
ちなみに、割り箸を洗って使うというのは賛否両論分かれるところ。何度も食事用に使うのはやっぱり雑菌などがあるのであまりおすすめできません。でも、焼いて炭にして再利用や掃除のときに再利用はありだと思います。
家の中なのにサバイバル生活風
雨水をろ過&煮沸して飲料水にしたり、電気はつけずに夜はロウソクの灯りのみだったり、そこらへんに生えている草や虫などを食べたりするのはさすがにやりすぎ。
全て自給自足で生活しないといけない山奥でのサバイバルならわかりますが、それを都会でやる必要性はありません。これも体を壊しやすいですし、近所の人に心配されてしまう場合もあるでしょう。
2駅以上歩く
東京で1駅歩くという話はよく聞きますが、2駅以上歩くのはちょっと歩きすぎ。
終電がなくなってしまったなどのやむを得ない場合以外は電車に乗るようにしましょう。ダイエットにもなるかもしれませんが、時間効率が悪いです。
「時は金なり」という言葉もあるくらいですし、時間を無駄にするのもよくありません。歩く時間分で作り置きの料理を作るなどもっと有効的な時間の使い方があるはず。
割り勘のお金を払わない
飲み会で割り勘するときに酔いつぶれたふりをしたり、トイレに篭ったりして払わないなんて人がいます。あなたが払ってない分、誰かが肩代わりしているということを忘れてはいけません。
そして、これをする人は後日払うこともなく、踏み倒すことが多いです。仲間や職場の人からの信用を失うのでこういう姑息な手はやめましょう。数千円で今まで積み上げてきた信用を失うのは馬鹿げています。
人からもらってばっかり
シャーペンの芯やタバコなど人からもらってばっかりの人っていますよね。いわゆるセコい人。
心理学に「返報性の原理」というのがあり、人から施しを受けたら何かお返しをしないといけないと思うのが普通です。ケチが体に染み付きすぎていて施しを受けるのが当たり前と考えるようになると、もらってばっかりの人になってしまいます。
ひどい人だと先輩や上司という立場を利用してもらうなんて人もいますよね。
まとめ
- 度を超えた節約はケチ
- やりすぎな節約術は誰かに迷惑をかけていることが多い
- やりすぎ節約術は真似しないようにしましょう
- 知らないうちに深みにハマってやってしまっている場合もあるので注意