【捨てるなんてもったいない】お米のとぎ汁の有益な活用法

お米のとぎ汁がいろいろと使えるというのはよく聞く話。

メディアでも活用術が紹介され、見たときは(こんな風に使えるんだ~)と思いますよね。でも、実際に活用している人はそんなに多くありません。思い出したときにはとぎ汁を捨ててしまっていたり、肝心な活用方法を忘れてしまったりなど実行にはなかなかうつせないんですよね。

今回はそんなお米のとぎ汁の活用法についてお伝えします。とその前に研ぎ方を間違っている人もいるので、お米の研ぎ方から確認していきましょう。

正しいお米の研ぎ方

お米の研ぎ方に関してもメディアでちょくちょく紹介されていますね。五つ星お米マイスターの西島さんが紹介していることが多いです。

そんな西島さんの動画があったので、まずはこちらをご覧ください。

最初の1,2回は研がずに洗い流してしまうのが正解。表面についているホコリなどを洗い流す必要があり、1,2回目から研いでしまうとお米がそれを吸ってしまうんだとか。

ちなみに、お米のとぎ汁を活用するときも3回目以降のものを使うようにしましょう。1,2回目も成分がないというわけではありませんが、ホコリなどが含まれているので避けたいです。

では、お米のとぎ汁の有益な活用法についてお伝えしていきます。

お米のとぎ汁の有益な活用法

お米のとぎ汁は料理の下ごしらえや後片付け、掃除、美容など様々な方面で有益。

ちなみに、お米のとぎ汁は常温で数時間、冷蔵庫で1,2日しか持ちません。栄養が豊富すぎて微生物が餌にしてしまい、悪臭が発生するようになるのでその前に使い切ってしまいましょう。幸い、お米のとぎ汁は毎日手に入るので保存しなくてもそこまで困りません。

ではまずは、定番中の定番から1つずつ活用法を見ていきましょう。

野菜のアク抜きや下茹で

たけのこを茹でるときにお米のとぎ汁を使うというのは定番。

たけのこに含まれるえぐみの正体はシュウ酸とホモゲンチジン酸。シュウ酸の方は水溶性ですが、ホモゲンチジン酸は茹でるだけでは抜けません。お米のとぎ汁にはカルシウムが含まれ、ホモゲンチジン酸とカルシウムを結合させることでえぐみを感じなくします。

また、ゴボウやニンジン、大根などのアク抜きにも有効。

茹でたときにアクが出るんですが、そのアクが再び野菜に吸収されてしまうのを防ぎます。その結果、旨味や甘味が強調され、より美味しいゴボウやニンジン、大根に。

他にも、ほうれん草や里芋などにも使えます。

食器のつけ置き

お米のとぎ汁に食器をつけておくことで油汚れを落としやすくなります。長時間つけておくと、油分が再び食器についてしまうようなので、食べ終わってからしばらくつけておきましょう。

とぎ汁を使うことで節水も出来ますし、一石二鳥です。

また、魚をグリルで焼くときの敷く水に使うとでんぷんが油を包み込んでこびりつきにくくなります。でも、片栗粉を混ぜた水のほうが掃除が楽なので、最適とはいかないです。片栗粉がない場合やお米のとぎ汁が余ったときは使うといいでしょう。

掃除

お米のとぎ汁には洗浄成分が含まれ、オリザオイル(ワックスのような効果)もあるので掃除に向いています。キッチンやリビング、トイレ、お風呂などの掃除に使うといいでしょう。

フローリングがピカピカになるとも言われますが、無垢材でないとうまく浸透しないそうです。(※無垢材というのは丸太から切り出した木材のこと)合板や集成材は浸透しないのでワックスを使ってください。

洗顔

お米のとぎ汁はビタミンやミネラルが豊富で、オリザオイル、米セラミドなども含まれています。そのため、メラニンの生成を抑制、肌の新陳代謝の活発化、保湿効果などに期待できるでしょう。

お米のとぎ汁で洗顔することでもちもちしっとり肌になったなんて人もいるようです。とぎ汁をすぐに使わない場合は保存に注意してくださいね。

白い衣類の洗濯

白い衣類は汚れや劣化が目立ちますよね。

そんなちょっと汚れたり、劣化したりしてしまった白い衣類の洗濯にもお米のとぎ汁が向いています。お米のとぎ汁を使って手洗いしてすすげば、白さが蘇ったりツヤを出したりすることが可能です。

また、靴を洗濯する前につけ置きしておくのもありでしょう。

間違った活用法:家庭菜園の水やり

お米のとぎ汁は栄養豊富なので肥料になるという人もいます。

確かに肥料のような成分も含まれていますが、微生物の発生での悪臭、虫やカビの発生、土の間に糠や破片粒子が詰まって排水性が悪くなるなどデメリットも大きいです。

植物がイキイキするという人もいるので絶対にダメというわけではありませんが、米のとぎ汁を毎日あげたりするのはやめたほうがいいでしょう。

まとめ

  • お米のとぎ汁は様々な分野で活用できるので捨てるのはもったいない
  • でも、保存はきかないのでとっておきすぎるのは注意
  • 料理や掃除、洗顔、洗濯などに活用可
  • 家庭菜園の水やりはデメリットも大きいのでやめたほうがいい

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