あなたは食器洗いにどのくらいの時間をかけていますか?
1回の作業はそんな重労働じゃないけど、毎日やると考えたら結構面倒くさいのが食器洗いですよね。食洗機を導入することで節約できる金額はそんなに大きくないけど、時間が節約できるのは大きいので買いたいなんて人も少なくありません。
ちなみに、洗う枚数や洗う能力など家庭によってもバラツキがあるのは重々承知していますが、だいたいの目安として今回は水道代を計算してみました。また、噂には聞いたこともある紙皿やお皿にラップをつけることで節約になるのかも計算。
それでは、食器洗いにかかる水道代からお伝えしていきます。
食器洗いにかかる水道代
まずは、平均的な洗う時間と回数についてです。
食器を洗う回数と1回にかける時間
食器を洗う回数は朝と夜の2回という家庭が多く、1回にかける時間は平均で20分~25分。幅があると計算しにくくなるので、今回は20分として考えます。
また、洗っている間水をずっと出しっぱなしにするなんて人もいるかもしれませんが、それだとさすがに使いすぎですし、節約してる人も多いハズ。なので、水道を使用している時間は1回につき12分、1分につき5リットルの水を出すとして計算します。それが1日2回なので計24分です。
1日の食器洗いでかかる水道代
水道代は1リットルあたり0.24円で計算するのが一般的。(※東京都の場合)
そして、水道代、洗う時間、使う水の量をあてはめて計算するとこうなります。
1日にかかる水道代の目安は28.8円です。これを1ヶ月で考えると・・・
1ヶ月で考えると、結構な出費になっていることがわかりますね。
また、冬はお湯を使って洗う家庭も多いのでガス代もかかってきます。ガス代は家のお風呂と銭湯の料金を比較したときの計算式を使って計算。
前提として、水道の水温を10℃と考え、蛇口から出るお湯は37℃として計算。(※温める水量は12分2回で水量は1分間につき5リットルで120リットルして考えます。)
冬の食器洗いでプロパンガスの家庭の場合は1日に約77円追加でかかります。
都市ガスの場合は1日に約52円追加です。
冬の食器洗いにかかる1ヶ月の金額は計算もしたくないくらいですが、一応計算しておきます。
都市ガスの場合:(28.8円 + 52円) × 30日 =2424円
864円だったものがガス代を入れると一気に2000円台、3000円台に…。これだけかかるとなるとゴム手袋で冷水を我慢しながら洗う人の気持ちもわかりますね。
では、紙皿やラップは節約になるのかを考えていきましょう。
紙皿やラップで節約はできる?
紙皿やラップの前にお皿の数を仮定しておかないと比較が出来ません。
一汁三菜とご飯でお皿5枚、家族の人数は3人で15枚で仮定して計算していきましょう。また、条件を合わせるために朝と夜の2回使うと考えます。
ちなみに、ラップの使い方は食器を洗わない前提でお皿に敷くように使った場合です。
紙皿の場合
紙皿1枚の単価は安いところで買うと2円~5円程度。今回は3円として計算します。
使うお皿の数と食事の回数、お皿の単価をかけて計算すると・・・
1日で90円の出費となりました。水道代の28.8円を大幅に上回り、金銭的な節約にはなりませんね。ただ、紙皿を捨てるだけで後片付けがすむと考えれば、時間の節約にはなっています。
ラップの場合
ラップのcm単価は30cm×100Mを300円と仮定し、センチ単価は0.03円。また、使うラップはお皿の大きさによって違ってきますが、1枚につき一律30cmで計算。
使うお皿の数に食事の回数、ラップの量で計算すると・・・
1日で27円の出費です。水道代の28.8円を下回り、節約になるという結果に。しかも、ラップを捨てるだけなので時間的な節約も。ただし、ラップを敷いているので見た目は悪いですし、ラップが破けて洗うことになるなんてこともありえます。
結論
紙皿やラップは日常的に使う節約術としては微妙です。ラップは全く洗わないことと食べるときの見た目を度外視すれば節約になりますが、節約させられている感が強く、家族からも反対意見が出やすいでしょう。
もし、使うとしたら冬の間に紙皿を使うのはあり。特に、プロパンガスの場合は紙皿を使った方が安くつきます。
紙皿やラップ以外で節約を
食器洗いの水道代を安くするために他の方法を使った方がいいでしょう。
例えば、お皿をランチプレートにして洗うお皿の数を減らしたり、お米のとぎ汁を食器のつけ洗いに使ったり、キッチンペーパーや新聞紙で汚れをあらかた拭き取ったりなどです。
まとめ
- 食器洗いにかかる1日の水道代は28.8円
- 冬にお湯を使った場合はプロパンガスなら105.8円、都市ガスなら80.8円
- 紙皿は冬の間の節約にはなる(洗う時間もゼロ)
- ラップは1円程度節約になりますが、見た目が悪いし、破けてラップ代と水道代が両方かかる場合あり
- 日常的な節約法として紙皿やラップはなし