土用の丑の日(※2018年は7月20日【金】)を控え、うなぎの不漁と値上げのニュースが報道されています。1ヶ月前でもちょくちょくやっているので、土用の丑の日の前は何回も報道されるでしょう。
そして、中国産うなぎを買ったり、うなぎを食べなかったりなんて選択肢もありますが、精のつくものは食べたいですよね。そこで、うなぎ以外の代替案も取り入れてみませんか?(※特に節約中の人は積極的に採用を考えてみてください)
今回はなぜうなぎが高騰するのかとうなぎ以外の代替案についてお伝えします。
2018年にうなぎが高騰する理由
2018年にうなぎが高騰してしまうのは、毎年のように言われていることですが、河川工事や乱獲、密漁です。
そもそも、うなぎは完全養殖が確立されていないため、稚魚を捕獲して養殖し成魚にしないといけません。そして、土用の丑の日に合わせて稚魚を養殖する場合、11月~1月のうちに養殖池に入れる必要があります。
その稚魚の漁獲量が今年はなんと0.2トン。200kgも捕れれば多いようにも感じますが、2017年の5.9トンと比べると約300分の1以下、不漁と言われた2016年の2.9トンと比べても100分の1以下です。不漁という言葉では表せないくらいで超不漁という表現が使われることもあります。
捕れる量が少ないということは価格が高騰するのは避けられませんね。需要と供給の関係上、養殖うなぎだけでなく、天然物、輸入物も価格が上がることは必至です。
2018年はうなぎだけじゃなくて様々なものが値上がりしているうえ、1年に1回の贅沢品まで値上げするなんてどうかしてますよね。
節約中の人にとってはこの高騰は大打撃です。でも、土用の丑の日にちょっとでも元気の出るものが食べたいという願望はあるはず。そんな人のためにうなぎの代わりになるものをご紹介します。
うなぎの代替案
通から言わせると全然違うと言われてしまうかもしれませんが、蒲焼になっていれば味がかなり近いというものは少なくありません。
まずは、誰もが思いつくオーソドックスなものから紹介していきます。
穴子
見た目や形、食感までかなり似ている穴子。言われなければ気づかない人もいるくらいなので穴子はうなぎの代替案の最有力候補です。
ただ、今年ほどの不漁だと穴子まで値上げする可能性がゼロではありません。例年より高いと感じたら見送ったほうがいいでしょう。
サンマ
見た目は似ているけど、味や食感は違うサンマ。
サンマもうなぎの代替案として上がりやすい食材です。
また、アミノ酸スコアはうなぎもサンマも一緒で、うなぎよりもカロリーと脂質が高くて不飽和脂肪酸が少ないとなかなかの食材。
サンマも不漁が続いているので安くはありませんが、うなぎのような値段ではないので候補として考えていいでしょう。
ナマズ
最近、うなぎの代わりとして出てきたナマズ。
身が分厚くてうなぎとは食感も違いますが、値段はうなぎよりも安上がり。
ただし、流通数がそこまで多くなく、なまずの蒲焼自体が売り切れになることも少なくありません。近くのスーパーで取り扱っていてナマズの味が気になる人は試してみてもいいでしょう。
味がやや染み込みにくいので追加の蒲焼のタレを用意した方が美味しくいただけるようです。
鶏皮
2017年にTwitterで話題になった鶏皮の蒲焼。5万5000以上のRT、8万5000以上のいいねを獲得しています。
数年前からウナギの代替品になるものを研究しているのですが「鶏皮を和風ダシと一緒に炊飯器で炊いた物を蒲焼きのタレで炒めて山椒を多めにかける」という調理法で過去最高にウナギに近いものができました。
原料費も200円いかないくらいなのでこれでひと山当てようと思います。#土用の丑の日 pic.twitter.com/HfpmJcWsCQ— 堀川ランプ (@LHorikawa) 2017年7月25日
今年もうなぎ難民が増えそうなので、Twitterやインスタグラム、FacebookなどのSNSは要チェックです!
豚肉
食感は似てもにつきませんが、栄養的には文句なしの豚肉。
とにかく栄養が高くて安く土用の丑を済ませたいという人にはおすすめです。
これらの食材の他にも、イワシや豆腐、アジ、ナスなど代替案はたくさんあります。
まとめ
- 2018年は例年以上にうなぎの稚魚が不漁
- 土用の丑の日に高騰することは避けられない
- 節約中の人はうなぎの代替案を採用
- 穴子やサンマ、ナマズ、鶏皮、豚肉、イワシなどの蒲焼でのりこえましょう