LED電球 VS 電球型蛍光灯 VS 白熱電球 結局どれが安い?

あなたは照明器具の電球に何を使っていますか?

財布に優しいのは白熱電球ですが、代替品のないもの以外は生産されていないので入手が段々と難しくなってきています。また、各メーカーがLED電球に力を入れており、性能の向上した新商品が出やすいのはLEDです。

また、LED電球や電球型蛍光灯が節約になるなんて話もちらほら聞こえてきますよね。ちなみに、エコのことを考えると圧倒的にLED電球。それもあってかLED電球を推す声はよく聞きます。

では、LED電球、電球型蛍光灯、白熱電球のどれを使うのが一番安いのか比較してみました。

LED電球 VS 電球型蛍光灯 VS 白熱電球

目に見える違いが出やすいのが本体価格。

なので、まずはそれぞれの本体価格から見ていきましょう。

本体価格

LED電球 電球型蛍光灯 白熱電球
本体価格(60W) 450~2500円 400~1800円 100~200円

LED電球の値段も一昔前と比べるとかなり下がっています。数千円していた時代を知っている人からするとLED電球の値下げはびっくりですよね。電球型蛍光灯も値下げしていますが、値下げ幅が大きいのはLED電球です。

メーカーによってはLED電球より電球型蛍光灯の方が高い場合がある時代になりました。

ちなみに、白熱電球が1番安いのは変わらずですが、入手が可能な間だけです。

また、次の項目以降を見たら白熱電球はやめておこうと思うでしょう。

電球の寿命

LED電球 電球型蛍光灯 白熱電球
一般的な寿命 40000~60000時間 6000~13000時間 1000~2000時間

白熱電球の寿命を1000時間と考えると、電球型蛍光灯は6~13倍、LED電球は40~60倍長持ちします。

1日に8時間使用すると考えると、白熱電球は4ヶ月に1回ほど替える必要がありますが、電球型蛍光灯は2年から4年に1度、LED電球は13年から20年に一度しか替えなくていいです。

1年単位で見ると

白熱電球:100円 ×3個 =300円
電球型蛍光灯:400円 × 1個 =400円
LED電球:450円 × 1個 =450円

と、白熱電球が安いです。

でも、2年以上になるとそれは逆転。

白熱電球:100円 × 3個 × 2年 =600円
電球型蛍光灯:400円 × 1個 =400円
LED電球:450円 × 1個 =450円

そして、10年になるとLED電球が1番安くなります。

白熱電球:100円 × 3個 × 10年 =3000円
電球型蛍光灯:400円 × 1個 × (10年/2)=2000円
LED電球:450円 × 1個 =450円

電球が切れるときは予定外の出費になるので、長持ちするLEDは助かります。白熱電球は1回の出費こそ少ないですが、実質損なので替えた方がいいでしょう。

次の項目ではさらに白熱電球派がショックを受けるので心して見るようにしてください。

消費電力と電気代

LED電球 電球型蛍光灯 白熱電球
消費電力(60W) 8W 11W 54W

消費電力でも軍配が上がったのがLED電球。LED電球は白熱電球の約7分の1、電球型蛍光灯は白熱電球の約5分の1の消費電力です。メーカーなどによって消費電力は違いますが、LEDが7~10W、電球型蛍光灯が10~12Wの範囲におさまります。

では、1kWhあたり27円(※全国家庭電気製品公正取引協議会のデータより)を参考に電気代を考えてみましょう。照明器具を使うのは複数箇所ありますが、計算がややこしくなるので1箇所のみ、使用時間は8時間で計算します。

1ヶ月の電気代は

白熱電球:0.054kW × 8時間 × 30日 × 27円 =349.92円
電球型蛍光灯:0.011kW × 8時間 × 30日 × 27円 =71.28円
LED電球:0.008kW × 8時間 × 30日 × 27円 =51.84円

1年の電気代は

白熱電球:349.92円 × 12ヶ月 =4199.04円
電球型蛍光灯:71.28円 × 12ヶ月 =855.36円
LED電球:51.84円 × 12ヶ月 =622.08円

これは1箇所8時間の使用で考えた場合なので、実際は同時に電気を点けている部屋が増えれば増えるほど電気代も高くなります。

電気代のことを考えると圧倒的にLED電球がお得です。数円単位で節約を頑張っているけど、白熱電球を使ってるなんて人は今すぐにでもLED電球か電球型蛍光灯に替えた方がいいでしょう。

結果:LED電球の圧勝

本体価格、寿命、消費電力と電気代を比較してみたところ、安いのはLED電球でした。本体価格もちょっと前よりは安くなっていてお求めやすくなっています。

次点は電球型蛍光灯。でも、本体価格もほとんど差がなくなっているのであまり使うことはないでしょう。また、電球型蛍光灯は点けてすぐは暗めで明るくなるまでに時間がかかり、点灯回数が増えると寿命が減るという欠点があります。

ちなみに、LED電球の欠点は熱さに弱いこと。高温に長くさらされる環境(密閉型での長時間使用)だと寿命が短くなってしまいます。

密閉型照明が多く、部屋自体の温度も上がりやすいお風呂やトイレだけに限れば、白熱電球を使うのがおすすめです。どちらも1日に8時間も点灯させる場所でないので白熱電球でも1年くらいはもってくれるでしょう。

まとめ

  • 節約のことを考えるとLED電球
  • でも、お風呂やトイレは白熱電球の方がいい
  • 電球型蛍光灯は抜き出た特徴がないので出番がない

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