ダウンジャケットの洗濯はクリーニング屋さんに任せるという人が多いですよね。そして、クリーニング屋だと1500円~3000円くらいかかります。
この金額は節約中の人にとっては超痛手。
ダウンジャケットは自宅で洗えないと思っている人もいますが、そんなことはありません。素材の種類によっては無理なものもありますが、一般的なものは洗うことが可能です。
自分で出来ることは自分で解決し、節約上手になってしまいましょう。
今回はダウンジャケットの洗濯についてお伝えします。
ダウンジャケットの洗い方
ダウンジャケットの洗い方を順を追って説明していきます。
まずは、洗うことが可能なのかチェックすることから始めましょう。
手順1:洗濯表示と素材を確認
ダウンジャケットが洗濯機使用可か手洗い可なのかどうかを確認しましょう。上の画像の場合は、手洗い可なのでOKです。
ちなみに、洗濯表示は平成28年12月1日より変更されています。
(引用:消費者庁)
古い方だと手洗い、新しい方だと手のマークがあれば、手洗い可です。洗濯機可能マークは古い方だと四角い洗濯機のマーク、新しい方だと手の部分が数字表記になったマーク。
また、素材は羊毛(ウール)や皮(レザー もしくは フェイクレザー)だとクリーニング屋に任せた方がいいでしょう。羊毛は自分で洗濯すると縮んでしまいやすく、皮はひび割れや色落ちさせてしまいやすいです。
手順2:襟や袖口を前処理
汚れのつきやすい襟や袖口は先に処理しておきましょう。また、ファスナーやフック、ボタンなどを外したまま洗濯してしまうと傷つけてしまう場合があるので、この段階でしっかりと留めておいてください。
そして、中性洗剤(おしゃれ着用洗剤)を台所用のスポンジやタオルに濃いめ(ボトル表記の5倍程度)に染み込ませ、汚れ部分をポンポンと叩いて汚れを落としていきましょう。(※羽毛はアルカリ性に弱いのでアルカリ洗剤はNG)
汚れがひどい場合は洗濯用のブラシで弱めにこすってもいいですが、傷をつけてしまわないように優しくやってください。オイルコーティングをしてツヤ出ししているものはブラシを使わない方がいいです。
手順3:タライやバケツで押し洗い
中性洗剤(おしゃれ着用洗剤)をボトルの表示通りに30度のぬるま湯に溶かし、押し洗いしていきます。押し洗いする場所はタライやバケツでいいのですが、洗濯槽を利用するのもあり。洗濯槽があれば、大きいタライやバケツを用意する必要がありません。
押し洗いというのが重要で、強く揉み洗いしたり、擦ったりするとダウンジャケットを傷めてしまうので注意してください。
羽毛はなかなか水を吸わないので、根気よく4,50回押し洗いしましょう。このときに勢いよく押してしまうと洗浄液が溢れてしまうので、ゆっくりめにやったほうがいいです。
手順4:お風呂ですすぎ洗い
洗濯槽の汚れた水は捨て、ダウンジャケットを持ってお風呂へと移動します。
そして、浴槽などでシャワーを使い、汚れた水が出てこなくなるまですすぎ洗いをしましょう。もちろん、すすぐときも押し洗いです。
ちなみに、タライや洗濯槽でも出来ますが、水を2,3回かえないといけないのでお風呂がおすすめ。
手順5:タオルで優しく脱水
洗い終わったダウンジャケットはバスタオルなどで水分を吸い取るようにしながら優しく脱水。タオルで挟みながら脱水し、何枚かのタオルを使って乾かしていきましょう。
洗濯機のドライコースでも構いませんが、羽毛が偏るので一気にやるのではなく少しずつ脱水しては止め、羽毛をほぐしてから脱水を繰り返す必要があります。
ダウンジャケットの干し方
ダウンジャケットは洗うときも注意する点が多いですが、干し方にも注意点があります。干し方を誤ると生乾きや劣化が起きてしまう原因になるので注意してください。
では、ダウンジャケットを干していきましょう。
注意点1:形を整えて太めのハンガーで
脱水したダウンジャケットに空気を入れ、形を整えてから干しましょう。
また、一般のハンガーだと支えとして弱く、太めでアームの長いハンガーを使うのがおすすめです。
注意点2:直射日光は避け、2~4日干す
直接日光を当てた方が乾きは早いですが、色落ちしてしまう場合があります。
風通しの良い日陰で2~4日干して乾かしましょう。1日だと乾ききらないことが多いので、最初から2~4日干すことを頭に入れておきましょう。夏なら2,3日でいけますが、ダウンジャケットを洗う機会の多い使用後の春や使用する前の秋は乾きが悪いです。
まとめ
- ダウンジャケットは素材や洗濯表示に問題がなければ、自宅で洗える
- 洗うときも干すときも注意する点が多い
- 手間がかかるので面倒ですが、2000円の仕事を自分がやってると考えれば乗り越えやすいです